2012年11月5日月曜日

Upper Valley Volunteer

Applicantの方とのディナーやチャットの際によく頂く質問の一つに「週末はどのように過ごされていますか?」というものがあります。そこで、今回は先日私と妻で一緒に参加したTuck主催のボランティア活動についてご紹介しようと思います。

私たちが参加したのは、Tuckが所在するHanoverの隣町にあたるNorwichで行われたハイキングトレイル(山道)の整備でした。あまり胸を張って言えることではありませんが、二人とも日本にいる頃はあまりボランティアに縁がなく、ブラジル人のスタディーグループメンバーに誘われたこともあり、参加してみようという話になった次第です。

参加者募集のメールを読むと「冬が本格化する前に我々が日頃お世話になっているトレイルを整備しながら紅葉を楽しみ、更にはTuck内の知り合いを増やしましょう!」という謳い文句だったので、早起きをしてかつ地域への貢献ができる週末のスタートとしてはこれ以上ない素晴らしい企画と実際の作業をする前から二人してすでに達成感に浸っておりました。

そして活動当日、同級生の車に乗せてもらい現地に集合、取り纏め役のNPO(Upper Valley Trail Allianceというニューハンプシャー、バーモント州に跨る地域のトレイル整備を主な目的としている団体)の方が説明をした上で各人作業開始。と、さらっと書きましたが、ここで重大な事実が発覚。メールにトレイル整備と書いてあったのは、実際は『トレイルを造る』作業でした。具体的には風雨で崩れかかったトレイルを一旦掘り返し、強固な石段と砂利で補強するというものです。

ということでせっせとスコップを使って巨大な穴を掘り、我が家のダイニングテーブルくらいあるのではないかと思われる岩をてこの原理を使いながら山の中腹から運び、その上に別の場所から採掘してきた石を埋め込みハンマーで細かく砕き、さらに細かい砂利を敷き詰めることに。学生時代、部活の練習や試合の合間を縫って行っていた日雇い労働を彷彿とさせるハードワークでした。

私の場合、多少免疫があったものの、妻は元々体を動かすのにあまり慣れていないため、途中から青息吐息。作業の中には我々が元々想定していたような落葉掃きの仕事もあったのですが、その仕事は真っ先に手を挙げた、明らかに石運びや砂利採掘に向いているであろう筋骨隆々の同級生が請け負うというリソースの配分ミスも。彼の名誉のために補足しますと、決して彼は進んで楽な仕事を選んだわけではなく、各人の役割分担をNPOの方が決める際にたまたま最初に落葉掃きからやりたい人を募り、張り切っていた彼は自ら最初に志願し残った作業が実はやってみると相当ハードなものだったという訳です。

そして大雑把な国民性からか男女平等のカルチャーからか、誰も特に気にせず作業はスタートし、途中特に役割を交代することなく3時間後、めでたくトレイルに新たに二段ステップを増やし終了となりました。想定以上の重労働に面食らいつつも終わってみれば新鮮な経験が出来て非常に面白かったと思います。

最後に、Upper Valley Trail Allianceから彼らの活動概要や、今回のようにTuckからボランティアを募ることで労働力だけでなく州からの補助金を得ることが出来るシステムの説明を聞き、解散。また別の記事で詳しく触れようと思いますが、Tuckには中小企業やNPOに対して学生が5-6人のチームを組んで、2,3ヶ月に亘りで彼らの課題に対するアドバイスを行ったり、求められた成果物を出したりするTuck Student Consulting Serviceというプログラムがあります。私もそのプログラムに参加しており、Upper Valleyの環境保護を目的としたNPOに対するコンサル業務に取り組んでいます。全くバックグラウンドのない私にとっては今回のボランティアはアメリカのNPOとはどのようなものか?を知る良い機会になりました。

蛇足ですが、この週末はボランティアを行った後、ホストファミリーと昼食を取り、夜はハロウィーンパーティーで大いに盛り上がり、翌日は夫婦ともども筋肉痛でヒーヒー言いながら、私は月曜日のための予習、妻は家事に勤しむという週末を過ごしました。Tuckで過ごす週末に興味がある方のご参考に少しでもなれば幸いです。

作業終了後の集合写真です。写っていませんが、ズボンと手袋は実は泥まみれです。
作業したトレイルです。ステップ用の岩は巨大です。。

S.Y(T'14)

2012年11月1日木曜日

Why MBA/Tuck? - ビジットを通じて変わった志望度 - Y.I. (T’14)


今回はTuckの事だけではなく、私の経験をもとに、スクール選び(受験校の選定又は合格後の進学先の選定)について大事だと感じた事について書きたいと思います。
全員に当てはまる事ではないと思いますので、参考程度に読んで頂き、ご自身が考える際のヒントになれば幸いです。また、ここでの大前提として、どのスクールが上か下かの問題よりも、どのスクールがより自分にFitするかに焦点を当てています。
  • 可能であれば、志望度が強いスクールは必ずCampus Visitをする
  • Visit中に、できるだけ多くの授業、イベントに参加し、日本人だけでなく、日本人以外の学生と交流する(日本人はどのスクールでもminority)
  • 事前にホームページや学校説明会などを通じてスクールに対する基礎的な理解を深めた上で、実際にVisitしてみてどう感じるかを確かめる
  • 学校のカルチャーや現地での生活スタイルが自分に合うかをしっかり見極める 

しかし、上記の行動をとる前に、下記の2点について深く考えることが非常に大事だと思います。
  • 自分がMBA留学をする目的、1-2年間の生活を通じて得たいモノは何か、を具体的に洗い出す
  • 洗い出した複数の項目の中で、自分にとってどれが本当に大事かを深く考え、優先順位をつける

完璧なスクールなど存在しないので、自分の優先順位が分からなければ、スクールは選べないと思います。
Stanfordの有名なエッセーの問題、”What matters most to you, and why?” というのは実にいい問題です。
人によって考え方は違うと思いますが、これが早いうちからがっちり決まっている人もいれば、時の流れと経験によって変わっていく人もいるかと思います。
Stanford
を受けるか受けないかは別として、この質問に対する自分の答えは何かをぜひ一度深く考える事をお勧めします。
さらに続けて、そこで出た自分の答えをもとに、MBA留学をしたい理由、留学中に何を手に入れたいかについて、具体的かつ現実的に考えるといいと思います。
複数のコトが浮かんだら、どれか1つを選択しないといけなかったらどれを選ぶか、という視点で優先順位をつけていくと、より深い思考ができるはずです。
「選択するという事は何かを捨てる事」と言われたりする通り、「選ばなかったモノを捨てないといけないとしたら、何を選ぶ?」という風に考えないと、単にどれも保持できる前提で順番を付けるだけになってしまい、深い思考にならないと感じました。 
MBA受験は自分を見つめ直し、生き方を考え直すいい機会なので、精神的に大変な時期もあるかと思いますが、ぜひ前向きに取り組み、有効に活用されるとよいと思います。 
参考までに私の事例(項目の変遷と絞込み)を書きます。
1. MBA留学の目的 / 留学中に得たいモノ / 留学先に求めるモノの洗い出し:Campus Visit前
学び
  • 経営(General Management)の基礎力をつける
  • 英語力の向上(理解力、議論、交渉、など)
  • Entrepreneurship関係の授業の豊富さ
  • 選択授業の豊富さ

課外活動
  • 有名スピーカーの講演を聞く機会の豊富さ
  • リーダーシップを発揮する機会の豊富さ(クラブ活動、カンファレンス、イベントの豊富さ)

 人間関係
  • 長期的に続く人間関係の構築(友達、教授、ビジネス上の付き合い含む)

ビジネス / 就職関係
  • 箔をつける(有名MBAのブランド力)
  • アラムナイネットワークへのアクセス
  • Private Equity業界への接点の多さ
  • Venture Capital / Start-upへの接点の多さ


2. MBA留学の目的 / 留学中に得たいモノ / 留学先に求めるモノの洗い出し:Campus Visit後(⇒はvisitを通じて考えが変わるのに至った経緯の説明、青字は新しい項目)
学び
  • 経営(General Management)の基礎力をつける
  • 英語力の向上(理解力、議論、交渉、など)
  • グループワークの機会の豊富さ
    •  ⇒ スクールによってグループワーク機会の量が全然違う事を知る。
  • Entrepreneurship関係の授業の豊富さ
    • ⇒ 自分が訪れたどのスクールも最低限のリソースと機会はあると判断。
  • 選択授業の豊富さ
    • ⇒ 選択授業の量よりも質が重要だと気づく。在校生の話を聞き、事前のリサーチで気づかなかったプログラムを知ったり、2年間のカリキュラムの構成が巧みに練られているスクールと独立しているスクールがある事に気づく。同時に、選択授業は入札形式のスクールもあり、必ずしも受講できる訳ではないし、有名教授の授業が必ずしも学びが多い訳ではないと知り、受験生としての情報量の限界から、授業の細かい内容を見ることはスクール選びという大きな決断を動かすものではないと判断する。
課外活動
  • 有名スピーカーの講演を聞く機会
    • ⇒ Visit中に多くの人と話す中で、これはスクール選びに影響する程の要素ではないと判断。
  • リーダーシップを発揮する機会の豊富さ(クラブ活動、カンファレンス、イベントの豊富さ)

 人間関係
  • 長期的に続く人間関係の構築(友達、教授、ビジネス上の付き合い含む)

 ビジネス / 就職関係
  • 箔をつける(有名MBAのブランド力)⇒これが気になっていることは変わらないが、非日本人在校生や同じタイミングでvisitしていた非日本人受験生との会話を通じて、日本と海外でブランド力にギャップがある事を知る
  • アラムナイネットワークへのアクセス
  • Private Equity業界への接点の多さ
  • Venture Capital / Start-upへの接点の多さ 

環境
  • スクール全体のカルチャー
    • ⇒ 生徒同士の関係、日本人生徒とその他の生徒との関係、教授との距離、スタッフの人々の人間性などが、スクールによって思っていた以上に異なる事に驚くとともに、visitを通じてすごく居心地がいいスクールがある一方で、魅力を感じないスクールもあった事自体にも驚く。また、複数の授業に出席する中で、同じ科目を教えていても、スクールや教授によってアプローチの視点やコアメッセージが異なる印象を受ける。
  • 生徒の日常生活のパターン
    • ⇒ スクールによって生活パターンが結構異なる事に気づく。授業以上に、クラブ活動や各自が興味のある個別のプロジェクト(起業、インターン、カンファレンス、イベント、コンペティションなど)に時間を使っている場合もあれば、グループで課題に取り組んだりディスカッションを重ねたりする時間が多い場合もあるし、授業後は生徒がキャンパスの外に散る場合もあれば、多くの学生がキャンパス周辺で一緒に勉強しているか遊んでいる場合もある。どれがいいかではなく、どれが自分に合うかの問題。
  • キャンパスやその周辺の生活環境
    • ⇒ 2年間家族で現地で生活する際に、生活環境の影響は想像以上に大きいと気づく。家族同伴の場合は家族が楽しめる環境か、治安は大丈夫かは大事だし、長い間勉強やその他の自己研鑽に励む土地を気に入るかどうかは、思っていたより精神面に影響すると感じる。
  • 卒業後5年~10年の間に何が本当にやりたいかに関する探究ができる環境
    • ⇒エッセーに具体的なGoalを書くも、実際には卒業後に情熱を注ぎたいものが何かが完全には定まっていないと感じ、自分で色々情報を集めながら考える時間や、興味のある業界で働く人と合う時間が必要と判断。また、アメリカでネットワークを広げるには、スクールのキャリアオフィスや教授からのサポートも重要と判断。


実際には、上記に挙げた点の倍以上に気になっていた点があったのですが、Visitを通じて受験予定先のスクール間で大差がない事が明確になったり、比較検討するに値しない事に気づいたりしたので、検討項目をより絞る事ができました。

3. 優先順位の決定
最終的に進学先を決定する際に、判断に与える影響が高い項目を選び出し、優先順位をつけました。
  1. 卒業後5年~10年の間に何が本当にやりたいかに関する探究ができる環境
  2. スクール全体のカルチャー
  3. 長期的に続く人間関係の構築
  4. 生徒の日常生活のパターン
  5. グループワークの機会の豊富さ
  6. キャンパスやその周辺の生活環境

最終的にこの6つに絞りました。見ての通り、6項目中5項目はCampus Visitを通じて自分にとっての重要性の高さに気づいた項目です。
ブランド力、ステータス、日本におけるアラムナイネットワークの強さなどに関しては、就職活動や今後のビジネス界でのステータスなどを気にして挙げていたポイントでしたが、最終的には自分の能力と行動次第だと自分を納得させ、考えるのをやめました。これに関しては、頭でそう思っていても、実際に決断を下す際に手放すのがなかなか大変でしたが、今振り返ってみても、この事を除外して考えた事により、2年間で得たいモノは何かに関してよりフォーカスができた結果、良い決断ができたと思っています。

Y.I (T'14)

2012年10月28日日曜日

Outward Bound Trip - Kayaking

今回はTuckのPre-termプログラムの中でも特に内容が濃いと思っているOutward Boundについて投稿します。
別途Sailingについての投稿で基本的な事は書いてあるので、私が参加したKayakingの方の特徴を中心に書こうと思います。(ネタバレしない程度に)

プログラム概要
Sailingと同じく1週間のプログラムです。例年Sailingよりも少数のチームで行われ、今年は全部で10人でした。
Sailingとの大きな違いは、下記の通りです。
・カヤックは一隻につき1人か2人しか乗らないので、より動きの自由度が高い
・より海面に近いところで船を漕ぐ(これが思っていたより気持ちいいんです!)
・毎日陸地で寝る
基本的には毎日カヤックで5-8km移動し、無人島でテントを張って寝泊りする生活です。

私はそこまで考えていなかったのですが、他のカヤック参加者には、カヤックの方が私生活においても趣味として遊べる機会が多いのでカヤックを選択している人がいました。
日本のしかも東京育ち的には全くない考え方だったのですが、実際にカヤックを持っていて、川のすぐ近くの家を借り、週末に趣味で奥さんとカヤックをしている人もいて驚きました。

プログラムの感想
メンバー総数が少ない代わりに全員一つのチームとして1週間ずっと行動を共にするので、長い時間同じメンバーと過ごすことで一人一人との仲を深める機会に恵まれました。
メンバーはDiversityに富んでいて、アメリカ人5人(pre-Tuckの仕事は投資銀行、リテール、facebook、化学系、軍人、旅行会社など)の他、韓国人、アルゼンチン人、ベネズエラ人もいて、出身国の文化や経済状況などについても話し合いました。
Outward Boundは単にアウトドアを楽しむだけではなく、リーダーシップとチームスキルの発展も目指しているため、キャプテンと呼ばれるグループ全体のリーダーの他、航海案内や料理、キャンプの設営など、複数の役割を交代で担当していき、毎回役割をローテーションする前には、いい仕事をした人を褒め、個人的な反省点や気づき、グループ全体としての改善点などについても意見を交わす時間を設けます。
プログラムを振り返ると、これが何の関わりもない人達と一緒に行うものだったらまあまあってとこなのですが、実際にはこれから2年間一緒に過ごすTuckのクラスメートと参加するので、既に共有するものがあり、その分得るものも大きいと感じました。
Tuckの人は、大抵他人を理解して強い絆をつくろうという考えを持っているので、特に打ち解けやすいのではないかと思っています。

Outward Boundで得た絆は強く、学期が始まってからも同じカヤックのメンバーとの関係は特別です。
数週間前にはメンバーの一人が誕生日だったので、さっきまでその人の家(同じSachem Villageに住んでます)に呼ばれて飲み、2週間前にはカヤックのメンバー全員でブランチをしました。
TuckのようなSmall Schoolでもさすがにクラスメート全員を深く知ることはなかなかできません。
このようにプログラムが終わった後も、継続的にOutward Bound仲間で会う機会が自然と増えるので、長期的にも非常に有意義なプログラムだと思っています。
Tuckに進学される事になったらぜひ参加してみてください!



Y.I (T'14)

2012年10月24日水曜日

Tuck Sports!!!

Tuckでは大小様々なクラブが忙しい勉強、就職活動の合間を縫って活動しています。インタビューの練習や企業とのコネクション作りが出来るキャリア系のクラブに時間を割くのは当然理解できますが、それ以外の運動系、文化系のクラブにも多くの学生が思っていた以上に注力していることには驚かされました。

私の場合は小学校から続けているサッカーをすべくサッカークラブに、またTuckに入ったら何よりこれ!と言われているTripod Hockey(Tripod=初心者が両足とスティックでバランスを取る様を三脚に見立てているものです)に参加しています。

サッカークラブでは練習もそこそこに先日Yale大学に遠征し、各大学のMBA学生が集う大会に参加してきました。南米出身者を中心にかなりの上級者から15年振りにボールに触ったというほぼ初心者まで技術レベルにバラつきはあるものの、熱い気持ちは皆変わらず互いに声援を送り合いながら楽しい二日間を過ごすことが出来ました。結果は決勝トーナメントに勝ち進むも準々決勝でYale Alumniと対戦し0-0からPK戦負け、という少々悔いの残る結果に。。年内の大会はこの一つだけであとは春にTexas Austin、UNC、そして何よりTuck主催のトーナメントがあるので今から楽しみです。

サッカーはTuck でもBig Sportsの一つである一方、学生全員の注目を集めるのは何よりTripod Hockeyです。学生の多くが参加し、試合も頻繁に行われるため日常の会話でも必然的にホッケーの話題が多くなります。男子の場合、参加者のレベルに応じて地元のリーグに参戦するAチーム、Bチームが夫々1つ、そして内輪でリーグ戦を行うTripodが6チーム編成されます。上記の通りTripodは初心者を指すと書きましたが、内輪でやった方が楽しいから、とあえてTripod Hockeyに参加する上級者もいるため全くの素人である私のような人間にはなかなか大変な環境です。それでも失敗を恐れない姿勢が評価されるお国柄か精一杯やれば「Good Job!!」と声援が飛びますし意外とチームにも貢献できます。

試合は基本的に深夜に行われるため連日の宿題、予習で疲れた体にはこたえますが、同級生と授業を受けているだけではなかなか築けないであろう密な関係が築けるため非常に有意義な時間だと思います。上級生からは「The best jobs are on the hockey link」なんていう話を聞くくらいここで得た仲間は自分にとって重要なネットワークになるようです。(私の場合はまだ始まったばかりなのでそこまでの実感はありませんがすでにその雰囲気は感じております)

又、学校側もこういったクラブで積極的に活動してリーダーシップを発揮したり、コミュニティの一体感をより強固なものにしたりすることを期待していますので受験を考えられている方はご自身の趣味や特技にも注目して勉強やキャリア以外でもいかにTuckで活躍できるかをアピールするのも一つの大きなポイントかと思います。

と、熱弁を振るうも家庭の理解を得るのは容易ではなく今日も妻にやや冷めた目で見送られながらいそいそとホッケースティックを車に積み込み深夜のリンクに車を走らせる次第です。


Yale遠征の際の集合写真です


ホッケーの試合前の様子です、全員素人ですが満面の笑み。
S.Y(T'14)


Leading Individuals and Teams

Fall Aのコア授業には別の記事で紹介されているAnalysis for General Managers(AGM)に加えてLeading Individual and Teams(LDIT)と呼ばれるリーダーシップ系の科目がもう一つあります。どちらもケースをベースにした授業ですが、AGMは企業戦略に関するものである一方で、LDITはより個人や小規模のチームを如何に動機付けするかに主眼を置いているもので、個人的には過去仕事で直面した個々の局面に置き換えることが出来て非常に共感し易く学びの多い授業でした。

ケースの例としてはマネジメント能力に乏しいファンドマネージャーが新しくアナリストのチームを編成する上で注意すべき点を考える、投資銀行に於いて協調的な企業文化に馴染まないハイパフォーマーを昇進させるべきか否かを議論するといったものがあります。

包み隠さず書きますと、この授業はある程度コモンセンスで意見が言えるものであることから、他の授業に比べて一部のネイティブの生徒は予習の必要性をあまり感じていないようでした。これはやる気の問題というよりもとにかく次から次へとやることが出てくる多忙な生活の中で、負担を抑えられるところは極力抑えたいという姿勢の表れ、といった方が正しいと思います。そしてそれでもみっちり準備して来た(つもりの)私よりも授業で効果的な意見を出して議論に貢献する同級生もいるのでまだまだ頑張りが足りないな、と痛感したりもします、、

又、他の授業も同様ですが、オフィスアワーという形で教授が生徒のために週に一回~三回ほど個別の質問や議論のための時間を取ってくれます。ふらっと尋ねて授業で消化し切れなかったことについて聞いたり、自分が話し切れなかった意見を述べたりすることでより深い学びを達成することが可能になります。私自身は質問があってもわざわざ時間を取ってもらって聞くほどのことでもないかな、と思ってFall Aではそこまで積極的に教授のところに足を運びませんでしたが、質問の回答以上のことを学ぶことができると学期の後半になって実感したので、来学期からは足しげく通おうと思っています。ちなみにスタディグループのメンバーは特に用もないのにSay helloだけしに行ったりしています(顔を覚えてもらうことで成績も多少甘めに付けてくれる??)

あくまでも個人的な意見ですが、このLDITのように一見Eye Openerでないような授業でも、自分次第で学びはいくらでも深く出来るのだな、と実感しました。Fall Bでも引き続きリーダーシップについて学ぶ機会があるので今から楽しみです。

S.Y(T'14)

Life in Hanover

Tuckと言ったら皆さん何を連想されるでしょうか?温かいコミュニティ、General Managementに強いバランスの良いプログラム、アイビーリーグの一角、と色々あるかもしれませんが、何よりまず思い浮かぶのは:

「田舎」

の一言かと思います。私の受験時代、まだ学校のリサーチを殆ど行っていない時に某予備校の授業で参加者のその時点での主な志望校を挙手で聞いていくことがありました。Tuckの名前が挙がった際に「あー、Tuckねー。。あそこはねー、すごいからねー(田舎具合が)」というどこからともなく出たコメントが自分にとってTuckに関する最初のインプットでした。当時最終的には自分がTuck行くことになるとは正直夢にも思っていなかった私は「ここまで言われるって一体どんな田舎にあるんだろう、ちょっと自分には縁がないかもしれないなぁ」と心の中で呟いた記憶があります。

そして今年一月のビジットにてボストンのローガン空港からバスで2時間強、噂には聞いていたものの本当に200mしかないメインストリートには驚きましたが、ビジットや帰国後の食事会で出会った魅力的な先輩達から揃って「この環境だからこそ仲間同士の固い結束、一生続く強いネットワークが出来る」と言うコメントを聞き、最終的にTuckに決めました。

ではTuckのあるハノーバーの街というのは実際どんなところか、長所、短所を出来るだけ客観的に挙げてみたいと思います。

交通機関:公共交通機関とタクシーが極めて僅少なため移動は基本車です。妻と二人で一台の車を共有する生活を始めてみると、当たり前ですが勝手に出かけて勝手に帰ってくるということが出来ないことに気づきました(自分の出かけたい時間・帰りたい時間を都度事前に相手に伝え、送迎をスケジュールに入れてもらわないといけない)。私の場合留学を機に結婚したため、東京では妻と同居しておらず、お互い仕事をしながら好きなように暮らしていたため、この環境変化が多少ストレスに感じられたのは確かです。しかし、近所の奥さん友達とのお茶会を切り上げて夕方迎えに来てくれる妻の姿を見て、東京であのまま暮らしていたら今日も深夜に会社乃至は銀座からタクシー帰り、妻の寝顔を見るか見ないかの生活だったかもと思うと、夫婦の絆を深めるには絶好の環境だなぁとつくづく実感、お茶会を中座させられた妻の恨み言もまた楽しい夫婦のコミュニケーションと捉える心の余裕も生まれます。

治安:圧倒的に良いです。あまりの治安の良さに平和ボケしてしまい、ボストンやNYに行った際にPC、財布などの貴重品をスターバックスのテーブルに置きっぱなしにしたまま席を外して盗まれてしまう人がいるので注意するようにと学校側から通知があるくらいです。私にはまだ子供がいないので学校選びの際に治安という面はあまり重視していなかったのですが、いざ留学してみてその点全く不安なく自分や妻が一人で出歩けるというのは生活する上で非常に重要なポイントだと感じました。勿論他の都市に於いても「Be at the wrong place at the wrong time」でなければ問題ないと思いますが、ハノーバーではそもそもWrong PlaceもWrong Timeも見つけるのが非常に難しいです。

食事:大きな街ではないのでより取り見取り、という訳には行きませんがメインストリート界隈にアメリカン、イタリアン、中華、インド料理、と色々なレストランがあり5-10分車を走らせれば(韓国系の)日本食も食べられます。食材の調達は米系、アジア系のスーパーマーケットでかなりの部分賄えるので何も手に入らなくて困る、という訳でもありません。この点については妻の方がよく知っているので別の記事で詳しく書いてもらおうと思います。

住居:私が住んでいるのは他のTuck生も多く住むSachem Villageというエリアです。青々とした芝生、涼しげな木陰、そして整然と並んだ白い一軒家たち。気分はさながら軽井沢の別荘オーナーです(ちょっと言い過ぎかもしれませんね)。同級生も多く住むこのコミュニティで、夕暮れ時には軒先の芝生で家族ぐるみのバーベキューディナーをして、日が暮れて気温が下がったら暖かい自宅でそのまま二次会宅飲み。10月に入ると朝晩は冷え込むようになり、勉強しながら自宅の窓から周りの森の紅葉が鑑賞できます。又、私が借りてる家は1階にLDK、2階に二つベッドルームがある間取りで東京で私が借りていた1Kの極小物件より家賃が安いので大変お得です。

色々書き出すと長くなりますので今回はこれくらいにしますが、今後も折に触れて在校生やそのパートナーが生活の様子を紹介して行きますのでぜひご参考にしていただければと思います。

最初のインプットが

「田舎」

であったTuck及びハノーバーの街に関して2ヶ月を過ごしてみて:

「田舎であることは全く否定しないけどイメージしていたよりずっと不便は少ないし、それ以上に治安や美しい自然など田舎であることのメリットがここまで大きいとは思わなかったので今のところ大満足」

というのが偽りのない感想です。もう少しすると雪が降り始めるらしいので一年を過ごした後の感想も順次アップしたいと思います。


綺麗なお店が立ち並ぶメインストリートです。


2階の勉強部屋からの眺めです。分かり辛いですが、今の時期は紅葉が綺麗です。

S.Y(T'14)

2012年10月17日水曜日

Dormitory(独身寮での生活)

Tuckでは一年目の学生を対象に独身者向けの寮が3つあり、一部の方からは、リッツカールトンホテルの客室と言われている程で、確かに綺麗!、便利!、友達が出来る!と三拍子そろっている寮です。3つの寮の名前は、Whittemore(2004年建造)、Achtmeyer(2008年建造)、Pineau-Valencienne(同)といい、合計で150名程度の学生が入寮しています。今回はそんな寮について紹介したいと思います。

・綺麗!:まず、全ての寮が築浅です。部屋は一人部屋で、大きさは30㎡弱、トイレ、シャワールーム、冷蔵庫付きです。トイレ、シャワールームは週に一度業者の方が掃除してくれます。又、共用の掃除機も有り、Floor matも適宜掃除出来ます。

・便利!:寮と教室、Study room、食堂は全て地下の通路を通じて繋がっており、特に冬が厳しい当地では大変助かります(地下の通路はTunnelとも言われていますが、所謂暗い通路では無く、廊下というイメージです)。又、夜更かしした翌朝は起き難く、ドキッとする時間に起きてしまったこと有りますが、教室まで最短で3分で着きますから何とか遅刻は免れます(但し、頭が回転しておらず授業には集中出来てないのですが、、、)。又、共同のKitchenが有り、自炊できます。先日、中国人の友達が中華料理を寮生に振舞ってくれました。次回は日本食をお願いされいるので、「すき焼き」はどうかなと思っています(霜降り肉を探さねば・・・)。

・友達が出来る!:さて、やはり寮と言えば友達が出来る!と言うことが醍醐味でしょう。廊下や、友達の部屋で立ち話をしたり、又、サッカー、Golfなどを寮のメンバーで企画したり、英語教えてもらったりと、兎に角物理的な距離が近いことから、心の距離も自ずと近くなります。

Queen Size Bed

横幅2m長の机

中国人による中華料理の御持て成し(寮の共同Kitchenにて)

さて、寮の紹介をしてきましたが、正直申し上げて、「減点無し」というのが私の印象で、これから入寮される方はご安心下さい!おっと、Blogをそろそろ書き終えようというところですが、共同のkitchenから何やら乗りの良い音楽と、寮生の陽気な声が聞こえてきましたので、これからJoinしてきたいと思います♪♪♪

Hanover Country Club

充実したTuck Lifeを送るためにスポーツは欠かせないですが、今日はGolfについて紹介したいと思います。

なんと驚くことに、DartmouthはGolf場を所有しており、そのGolf場は大学に隣接しています(18ホール、Par 71、6472 yard)。更には、Dartmouth大の学生であれば18ホールでUSD 40。17時以降で有れば、USD 25と格安です。夏は21時くらいまで明るいので、17時からthroughでラウンド可能です。Driving Rangeも有り、30球程度でUSD 5です。

Golf course自体は起伏が激しい難コースですが、十分に楽しめるコースです。こちらのGolferの特徴は、兎に角飛ばし屋が多いということ(Tee shotの300 Yard越えはざら)、又、大半はCartを使わずGolf bagを担いで18ホール周るということでしょう。後者に就いては苦い思い出が有りまして、本コース初ラウンドの際、勿論カートを利用するのかと思っていたら、友達は毛頭そのような意識が無く、Tee off後、元気にGolf bagを担いで出て行きました。私にとっては、米国デビュー、本コース初ラウンド、初bag担ぎ、且つ、私のbagは担ぐ用では無かった為、スコアは散々であったことは言うまでも有りません。直後に、Golf Bagを買い替えました(泣)。

先日のラウンド中、突然コースに鹿が入ってきました。それはショートホールだったのですが、Green向かって右側からジーっと見つめられ、小心者の私は、案の定ショットを左に曲げ、結局Double boggyでした。折角の100切りを鹿に阻止されてしまい、非常に悔しかったです(動物のせいにしてはいけないと知りつつ、、、)。

最後に、1ラウンド4時間程度ですが、この間米国人をはじめとした友達と一緒にラウンドすることを通して、いろんな話をじっくり出来ます(クラスの丸秘話も含め)。又、様々な英語の表現を勉強する事も出来、一石二鳥です。ただ、11月から3月ごろまでは、雪でCloseになるのでその点は残念ですが。

Golfer友達と


Driving Range

International Orientation

MBA programが開始される前に、International student向けのOrientationプログラムがあり 、今年は8/20(月) ~ 8/24(金)に行われ、参加者は19名でした。参加者国籍は、インド、スペイン、メキシコ、ペルー、中国、台湾、ブラジル、日本です。

本Orientationでは、互いの文化の紹介もさることながら、 Caseの読み方や議論の仕方、各種プレゼンテーションの練習、Culture shockの攻略法、米国での就職活動、更には、米国での運転免許取得もプログラムの一つに含まれています。今回はその内のCulture shockについて学んだことを紹介したいと思います。

Culture shockについては、留学された経験のある方は多かれ少なかれ経験されたことが有るかと思います。これは、国籍問わず、全てのInternational studentsが感じていることですが(勿論、日本に留学している外国人も)、とりわけ、米国は、長さの単位がFeet、温度の単位がファーレンハイト、ガソリンの単位がガロンです。はじめの方は、32ファーレンハイトが暑いのか寒いのか 、ガソリンスタンドで給油したらガソリンの価格が日本より安いのか高いのか?分かりません。加えて、食事はさらにCulture shockを増幅させる要因ですね。

しかし、一番のCulture shockの原因は、Nativeとのコミュニケーションでしょう。今回のOrientationでも各国の学生が「米国人の印象」について挙げていったのですが、結構内容は過激でした。皆何かしらフラストレーションが溜まっていることが良くわかりました。私が「え?」と思った一例を挙げますと、学生同士でPubに飲みに行ったときのことですが、ある米国人女性がと会話していたところ、「I will be right back」と言われ彼女は席を離れました。私はてっきりまた戻ってくるのだと思い、トイレも我慢して30分程度待っていました。しかし、彼女は帰ってこず、聞いてみれば、私に「I will be right back」といった直後に帰宅していたとのこと。さすがにショックで「え?」と思いましたが、翌日別の米国人の友人に聞いてみると、Pubなどでの「I will be right back」は「See you」という意味でも使うこと有ると。とのことで、自分が勘違いしていたのでした(トホホ)。これはほんの一例でそれ以外にも「え?」は有るのですが、このOrientationでは、このようなCulture shockの攻略法に就いては「Be patient」しかない 。とのことで、非常にシンプルですが、これをベースに幾多のCulture shockを乗り越えていっています。

Tuckでは、このようなCulture shockがある前提で、それをどのように乗り越えていくのか、悩んだときは真剣に向き合ってくれますし、やはり、一番大切なことは周りに 相談できる相手がいること だと思います。この一週間共にすごしたInternationalの仲間は、いつでも相談できるかけがいのない仲間達です 。

2012年10月16日火曜日

Women in Business Mentor at Tuck

おそらくどこの学校にも、ジェンダーや女性にフォーカスを当てたクラブがあるのではないか。Tuckも例外ではなく、Women in Business(WIB)というクラブがあり、Career とSocial両方の活動を行っている。
ただし、Women in Businessが他のクラブと異なるのは、女性がすべて自動的にメンバーになることだ。
様々なクラブが一同に解するClub Fairのときにサインアップをしようとしたら、「必要ないわよ。学校にFemaleとして登録してるんでしょ?」といわれてしまった。

具体的な活動としては、Women in Business Conferenceを主催したり、定期的にワイン会を開いたり、Formal Party前にはみんなで集まってマニキュア/ペディキュアをしたり、Speakerを呼んだり・・・。
他の多くのクラブと同様、イベントや活動の案内がメールで送られてきて、各自が興味のあるものに参加する、という感じだ。
私はそこまでWIBの活動に力を入れていないのだが、WIBがアレンジしてくれたメンター制度はフル活用している。

どういった制度かというと、メンティー希望の1年生とメンター希望の2年生をマッチしてくれるというだけなのだが、これがとてもありがたい。
スタディグループにも2年生のメンターがつくし、聞きたいことがあれば2年生はみな、とても親切でフレンドリーに対応してくれるのだが、わざわざ改めて誰かに質問するほどではないかな、と思うようなこと、漠然とした悩みなど、気軽に相談できる人がいるというのは精神的に心強いのである。

私のメンターは私より数歳年上で、Tuck前は金融で働いていた女性。
授業のこと、インターンのこと、バケーションに行く旅行先について、英語の表現について…本当に小さなことでも、話を聞いてくれて、質問に答えてくれる。
彼女のパートナーは仕事をやめてHanoverに来ているため、彼女自身の経験を踏まえて、Tuck関連の活動にかかる時間と、Partnerや家族と過ごす時間とのバランスについてもアドバイスをもらっている。
会う頻度やコミュニケーションのとり方はそれぞれが決めるのだが、私は毎週、定期的に30分ほど時間を決めて会っている。
自分ひとりで考えていると大きな問題にみえることも、相談してみると彼女も同じことで悩んで経験があったりして、自分だけじゃないんだな、と思える。

あれやこれやと考えることはたくさんあるのだけれど、一人で悩む時間はもったいない。
WIBのメンター、MBAオフィス、その他の2年生やお友達、まわりのサポートを上手に使うことも重要なのである。



Suzanne、いつもありがとう!!!