2014年11月9日日曜日

Being an international student at Tuck

どこのビジネススクールに入学したとしても、それぞれの学校の魅力があるので、当然それぞれに異なる体験をすることになります。Tuckでは、international student(この場合、『非アメリカ人』)は特に異なる体験をすることが出来るのではないかと個人的には思っています。我々は集団の中に放り込まれると、人種グループ毎に固まってしまう性質を持っているようで、科学的にも証明されているみたいです。それを知ってか、海外留学では必ず『日本人同士で固まっていたら英語も伸びないし、私はそういうことはしません!』と宣言している人を見かけたりします。私の場合、Tuckで何かを特に意識して行動したことはないのですが、結果的に他の国の人より日本人と過ごす時間の方が長いということにはなっていません。人種グループの議論で言えば、アメリカ人よりもアジア人と共に行動することが多いということもないです。それは何故か?

Tuckは小さく且つ密なコミュニティーです。1年生では単身者の多くが寮に入ります。パートナーと共に留学している人のほとんどはSachem Villageに住みます。2年生になると(部屋数の関係で)入寮者は退寮する必要があるのですが、その後は同級生と学校近くに部屋を借りてルームシェアするパターンが一般的です。つまり、同級生同士いつも一緒に居ます。キャンパスで、授業中、授業後、アイスホッケーの試合で(Tuckでは皆ホッケーが大好きです、たとえヘタクソであったとしても - 私のように!)、街のbarで、house partyで、そして週末も。長期の休みになれば、同級生と共に旅行を企画したりします。Tuckでの一年目を振り返ってみると、私は単身で留学しているので特にそうなのかもしれませんが、同級生と一緒ではなかった時間がありません!そして何よりも重要なことに、Tuckは学生数が少ないので、キャンパスに居る全ての人と顔見知りです。

以上がTuckの人間関係の秘密です。Tuckでは、人同士の距離が近く、全員が知り合いです。人種や国籍のことを意識する前に友達が出来てしまうというのが実態です。私はTuck外の日本人の友人たちと話をする中で、『International studentが自分の国の人同士で固まってしまう』という話を実例として聞くことがあります。生徒数の多い学校では、自分の周りに居るアメリカ人の絶対数も多い筈なので、逆にそういった人たちとの距離が遠くなってしまうという話を私はとても興味深いと思いました。もちろん私も同じように人種グループで固まっていた可能性はあるのですが、Tuckの文化が異なる方向に私を導いてくれました。とても幸運に感じています。

いま私が最も楽しみにしていることは、今年の冬休みです。冬休みも同級生と旅行をします(10人以上で旅行しますが、たまたまinternational studentは私一人です)。私にとって同級生と過ごす時間は何よりも大切で、それは同級生から得られる学びが一番大きいからでもあります。Being an international student at Tuck means a lot to me.

(いつものメンバー)
よしかん(T’15