2020年11月22日日曜日

ゼネラルマネジメントスクールとは

こんにちは。ようやくFall Bタームの中間テストが終わり、ほっと一息ついています。昨日はテスト打ち上げがてら、アメリカ人の友人宅で、るろうに剣心の映画鑑賞会をしました。日本文化、というか漫画のパワーは偉大です。

さて、そろそろMBA受験では面接対策が本格化する頃ですが、私は面接でゼネラルマネジメントスクールに行きたいですとよく言っていたので、今日はゼネラルマネジメントスクールとは何ぞやということについて書いてみたいと思います。あくまで私の個人的見解ですので悪しからず。

一口にMBAといっても、各学校異なった特色があり、大きな枠組みとして、ゼネラルマネジメントスクール、ファイナンススクール、マーケティングスクール等の言葉があったりします。具体的には、TuckやHBS、Stanfordはゼネラルマネジメント系、WhartonやBoothはファイナンス、Kelloggはマーケティング に強みがあると言われることが多いのではないでしょうか。(そうはいっても、トップスクールになると大抵の分野に強いので、各学校どの切り口で見てもハイレベルなのですが。)


Tuckがなぜゼネラルマネジメントスクールなのか、という点については、「コア科目への力の入れ具合」で語ることができるのではないかと思います。入学早々から、みっちり(本当にみっちり)コア科目が組まれており、各科目の受講を免除しようとしても、学位や職務上の経験等、相応のハードルを越えなければ免除できません。

実際のビジネスの場で役立つ知識・知恵となるよう、各科目間の関連性も強く持たせるように意識しており、経済学で学んだ知識をストラテジーで応用してみたり、統計学で学んだ知識をキャピタルマーケットで活用してみたり、教授陣も様々な工夫をしています。(これらの工夫については、こちらの公式サイトでも紹介されています。https://www.tuck.dartmouth.edu/news/articles/how-the-core-curriculum-fits-together)

幅広いテーマを経営者の視座から学び、各科目の謂わば古典を確りとおさえながら、ケースメソッドによってそれらの知識の応用方法を身につけていく、そんなコアカリキュラムになっています。

メリットとしては、MBAホルダーとして身につけておくべき事項を網羅的に学べることや、自身がこれまで注力してこなかった分野での関心・興味を身につけられることが挙げられるかと思います。デメリットとしては、本当にその分野に詳しい人にとってはその分野での学びが限定的になり得ることがあるかと思います。

但し、問題演習量が相当に多いため知識を定着させられたり、ケースを通じてクラスメイトとディスカッションしたりも出来るほか、詳しい分野の方が自分自身がクラスにコントリビューションできることも多いので、学びが限定的になるかどうかはその人次第な側面もあります。

また、一年生の冬学期からは選択科目も取れるので(私はアントレプレナーシップファイナンス・データマイニング・デジタル戦略を受講予定)、一年生のうちから興味のある分野で専門性を高めていくことも、それなりには可能です。あとは、選択科目を見てもストラテジーの分野で授業数や有名教授の数が多いような気がするので、その辺もゼネラルマネジメントスクールっぽいかもしれません。そうはいっても、ファイナンスとかヘルスケアの分野も多いですけど・・・


別の切り口では、リクルーティングにおいてスクールの特色が利いてくることもあると思います。ゼネラルマネジメントスクールは、一般的にはコンサルティング業界に強い学校が多いと感じており、Tuckの卒業後の進路のデータを見ても、コンサルティングが35-40%、金融が25%、テックが20%ぐらいとなっています。

今はまさにリクルーティングまっさかりですが、コンサルティングファームの面接においては「XXのビジネスを行っている会社が△△の分野に進出しようとしている際に、検討すべきことはなんですか」といったようなケース面接が行われる一方で、投資銀行での就職を目指す同級生によれば、「バリュエーションの手法にはどんなものがありますか。WACCって何ですか?CAPMの各構成要素が動く要因とバリュエーションへの影響について説明してください。」といったテクニカルな質問も多いそうです。

前者のようなケース面接であれば、ビジネスに関する広い知識を前提に論理展開していける力があれば良いと思いますし、後者であれば、ファイナンスの知識としてWACCやCAPMを確りと理解していなければいけないと思います。

こうした点で、コンサルティングファームのような面接であれば、Tuckのようにコア科目に力を入れている学校には一定のメリットがあると思いますし、ファイナンスの専門知識を早期に得たい人にとっては、入学早期から受講科目にフレキシビリティのあるファイナンススクールを選ぶ蓋然性も相応にあると思います。

そうはいっても、Fall Bタームにおいてキャピタルマーケットの科目があり、上記のような質問に問題なく回答できるぐらいには、確り勉強しますので、投資銀行に行きたい人もTuckを選んでいただいて全く問題ないとは思います。キャピタルマーケットを教えているIng教授は明瞭で紳士的、かつユーモアにも富んでいて、学生からも人気です。(https://www.tuck.dartmouth.edu/faculty/faculty-directory/ing-haw-cheng)


また、特にアメリカで就活をする場合は、ネットワーキングが重要となりますので、コンサルに行きたい人はコンサルティング業界に卒業生が多いゼネラルマネジメント系のスクール、投資銀行に行きたい人は投資銀行業界に卒業生が多いファイナンススクールを選ぶということも一考かと思います。

そうはいっても、大抵のビジネススクールでは、コンサルティング・投資銀行・テックに相当の人数を送っているので、この点における差別化も限定的かもしれません。


どこの学校も似通ってきている部分も多く、一言で違いを言うのも難しいのですが、経営者として必要な知識を網羅的にみっちり勉強でき、ケースメソッドやコンサルプロジェクト等での実践機会を通じて応用力を身につけられるので、Tuckはなかなか良い学校なのではないかと感じています。

今年はビジットもなかなかできないでしょうから、受験生の方々と直接お会いできる機会も少なく残念ですが、Tuckについて疑問点や知りたいことがあれば、メールでもTwitterでも、お気軽にご質問ください。

2020年11月3日火曜日

Tuck日本人在校生運営のツイッターアカウント開設

こんにちは。T22のYutaです。

ブログに加えて、ツイッターアカウントも開設しました。

こちらも使って、Tuckの様々な側面をお伝えしていければと思います。 

 MBAに興味のある方に、Tuckをより身近に感じてもらえることを目指したいと思いますので、是非フォローしていただければ幸いです。 よろしくお願いします!!


2020年10月31日土曜日

Tuckな休日(リンゴ狩りと教授のご自宅訪問)

こんにちは。T22のYutaです。秋休みも終わり、Fall Bタームが始まっています。個人的にはFall Aタームよりも勉強の負担が重く、リクルーティング活動も盛んになってきているので、毎日なかなかに忙しいです。そして、Fallタームと言いながら、今日は初雪も降り、ナルニア王国のような景色を早速満喫することができました。もはや冬です。

さて、Fall Bタームの勉強内容についても、後日投稿しますが、秋休みに非常にTuckらしい休日を過ごすことができたので、お伝えしたいと思います。


1.リンゴ狩り

日本人T22の2家族でリンゴ狩りに行ってきました。ロンドン在住時代でも果物や野菜のPick Your Ownは結構楽しめましたが、車で1時間近く郊外にでなければならなかったロンドンと違い、Tuckでは家から15分ぐらいでリンゴ狩りができます。季節によって、他の果物や野菜を収穫することも可能です。

ニューハンプシャー州固有のリンゴや日本のふじリンゴ等、10種類近くのリンゴが採れたのですが、それぞれ味が違って驚きです。りんごって色んな味があったのか・・・
5歳の息子、3歳の娘も初めての体験に大はしゃぎだったほか、T22の我々も大ジャンプして高いところのリンゴを取ったりと、幼少時代に返ったかのようなテンションになってしまいました。

田舎暮らしの不便さについてもまたいつか書きたいですが、田舎でしかできない過ごし方をできるのは本当に貴重な経験です。ロンドンや大阪では少し大人しいと思っていた息子が2ヶ月の米国暮らしで随分活発になり、これが自然の力かと驚いています。

リンゴ狩りだけでなく、山道のトレッキングや、牧場での動物との触れ合い等々、子供の情操教育に良さそうな過ごし方ができます。

ちなみに、リンゴ狩りは家族連れ以外にも人気で、彼氏とリンゴ狩りデート中の同級生に出会った他、寮に住んでいる学生がSNSで食べきれないから誰かリンゴいらない?と投稿する等、みんな1度はやっている感じです。


2.教授のご自宅訪問

これは実は私の夢であり目標だったのですが、是非教授と近い関係を築きたいと思っていて、いつか自宅訪問なんてできたらなぁと思っていたところ、早速目標達成しました。

招待してくださったのは前回のブログにも書いたManaging Peopleを教えるDaniel Feiler教授(https://www.tuck.dartmouth.edu/faculty/faculty-directory/daniel-c-feiler)。Feiler教授の奥様は実は日本人で、いつかお会いしたいなと思っていたところ、私が提出したレポートに関してメールでやりとりしているうちに、そういえば1度うちにおいでよ!とお招きいただいた次第です。なんと、子供も5歳と3歳で同い歳で、家族でとっても楽しく過ごせました。

前日に収穫したリンゴで妻がリンゴケーキを作ってくれたのでお土産にもっていき、教授のご自宅の庭でたき火をしながら、みんなでお茶会をしました。息子や娘は教授にマシュマロの焼き方を教わった他、超巨大な庭でサッカーをしたりと大盛り上がりでした。息子が教授に何故かずっとチョップをしていたり、娘がよくわからないままに「ぷろふぇっさー!ぷろふぇっさー!」と呼びつけていたりと、ヒヤヒヤもしましたが、教授も笑顔で対応してくれました。

子供達同士で遊んでいる間に、教授が書いた論文について色々と質問をしたりと、アカデミックな面でも貴重な経験をさせていただくことができました。いつか日本でも教えてみたいと思っているそうで、日本の大学についても色々ディスカッションをしましたが、Feiler教授のような熱量をもった方が日本の大学で教えてくれたら本当に素晴らしいなと思います。いつか実現して欲しい・・・(ちなみにTuckは慶応や国際大学と提携しています。)

コロナ以前であれば、子供が学校に入ることも全然自由な学校ですので、学長や教授もTuck生の子供と喜んで交流を持ってくれます。こうした経験が子供が将来進路を切り拓いていくうえで、純ドメ思考だった私とは違った観点を与えてくれたらいいなと思います。


子供関係のことがどうしても多くなってしまいますが、私単体でも楽しんでいます。本当に勉強が大変なのですが、合間を縫って、クラスの友達と飲みに行ったり、スタディグループの友達の自宅訪問をしたり。ストラテジーの授業で任天堂のケースがでたので、明日はその復習と称して、メキシコ人とスマッシュブラザーズ大会を予定しています。

Study hard, play hardの精神で、引き続き頑張っていきます!それではまた!!

2020年10月16日金曜日

Fall Aタームを終えて

こんにちは。T22のYutaです。

今回はFallA Termの内容について紹介したいと思います。 

Tuckはゼネラルマネジメントに重きを置くスクールであり、1年目はみっちりコア科目として経営戦略・経済学・統計・会計等々のビジネスマンとして知っておくべき知識を広く学びます。

そうはいってもどこのスクールもだいたいコア科目ってあるじゃん・・・と思っていたのですが、コアに対する気合いの入れ方が違うというのが恐らくTuckの特徴なのかなと感じています。(他のスクールとの比較はできませんので、あくまで主観ですが。)

コア科目を教えている教授陣の陣容も厚いですし、授業外でのフォローアップの時間や、課題の多さ、コア科目同士の関連の強調具合等々、「ビジネスリーダーたるもの知っておくべきことは確り学んでおいてくれ」というメッセージが伝わってきます。

また、コロナ禍にてオンラインでの授業となっていましたが(ちなみにFall B Termからはハイブリッドに移行)、そういった制限の中どうやってクオリティを担保するかにも相当労力を払っている様子でした。それはそれでまた書きます。

さて、Fall Aの内容ですが、ミクロ経済学・統計・会計・人材管理・コミュニケーションの5つの科目を約1ヶ月半で修得するものとなりました。尚、各科目のExemptionも認められており、会計科目については私は少しバックグラウンドがあったので、Exemptionしました。このExemptionにおけるハードルも相応に高く、ちょっと勉強したことがある程度ではExemtionは認められません。そうした辺りにもTuckがコア科目を重視している様子が覗えます。では、以下詳細の紹介です。

1.Manegirial Economics

Fort教授(https://www.tuck.dartmouth.edu/faculty/faculty-directory/teresa-fort)によるミクロ経済学の授業。完全競争市場における短期均衡・長期均衡という基礎的事項に始まり、完全競争ではない市場において企業がどのように行動するのかを主にはプライシング手法を通じて学んでいきます。授業はケースが多く、アルミニウム市場、海運市場や漁師等々の様々な立場に立って、市場を経済学の観点から分析し、どのように将来を見通し、行動を起こしていくのかを考えていくことができました。個人的に、経済学って理論としては面白いけど、実際のビジネスにどうやって使うんだよ・・・と思っていたので、ケースを通じて実際のビジネスの場での応用力を身につけられたことは良かったかと思います。また、教授の教え方は、市場をどのように分析していくかという思考のフレームワークに重点を置いていたので、産業構造の捉え方を身につける上でも面白い授業でした。月曜朝一にも関わらず、教授の熱量が凄かった・・・

2.Analytics I

そうなんです。Iなんです。Fall BにはAnalytics IIが待ち構えており、統計という分野がコア科目においても以下に重視されているかが分かります。Dicision Treeの作り方に始まり、それに基づいたリスク分析の手法・意思決定の仕方を学び、後半はSPSSというアプリケーションを用いて回帰分析の手法について学んでいきます。経済学もですが授業の進むスピードが速く、毎回の課題をこなしていくのに必死でしたが、一応、回帰分析の仕方・読み解き方・各分析手法における問題点等を学ぶことができました。すごく沢山のことを学んだ気がしますが、まだこれで「I」なの?って感じです。統計の授業もケースが多く、ビジネスシーンからDecision Treeを作り上げていくことは、実際のビジネスの場で意思決定する際の頭の整理をする力を養うことに繋がったかなと感じます。

3.Managin People

人材管理(モチベーション、行動科学、倫理、ネゴシエーション等)について学びました。Feiler教授(https://www.tuck.dartmouth.edu/faculty/faculty-directory/daniel-c-feiler)は40歳以下の教授Top40にも選ばれたことのある教授で、授業へのエンゲージメントが半端ない教授でした。人材管理を教えているだけあり、生徒のモチベーション高め方や自分自身の魅せ方等、相当考えているイメージです。毎回、実験的に何らかのアクティビティに取り組んだ上で、そこに潜むバイアスを示しながら、それらにどのように向き合っていくかを学んでいきます。砂漠でのサバイバルについて、異様に良いスコアを叩き出した際に、教授から理由を問われ、漫画で読んだ知識をフル活用したと回答したところ、クラスメートの間で漫画好きと浸透してしまいました。海外でも日本の漫画は有名で、それをきっかけに漫画好きのアメリカ人(授業のズームの背景にはいつもハイキュー!!のポスターが・・・)とも食事にいけたので良かったです。話がそれましたが、この毎回のアクティビティで見事にみんなバイアスにハマっていくのが面白かったです。どんなに優れた人でも必ずバイアスには囚われるのだということを知った上で、リーダーを目指していくことが大切だと思います。

4.Managing Communication

所謂スピーチやプレゼンの授業。スピーチの質を高めるための理論や技法、効果的な資料の作り方を学ぶことが出来、ある意味一番実践で使える授業だったかもしれません。コンサルタントをしておられる方には当たり前のことかも知れませんが、Think-cell(資料作成サポートのアドイン?)最高すぎだろ・・・と感じました。Tuckは色んなアドイン機能を提供してくれるので、自分はさておき、PCのスペックばかりがどんどん強化されていきます。教授は元コンサルタントの方も多く、銀行勤務時代とは違った資料の作り方をマスター出来たほか、毎回の授業でスピーチやプレゼンをし、それを録画したものを自分で見て感想を提出することになるので、なかなか心を削られました。クラス全員からフィードバックも貰えるので、自分自身を改めて客観的に見る良い機会となりました。


ちなみに、会計学については僕はExemptionしましたが、周囲にはFall Aで一番良かったという人が沢山います。このExemptionの是非についてもそのうち書こうと思います。

各科目の学びの多さはそれぞれのバックグラウンドにも寄るところですが、改めて何かを体系的に学ぶことはとても良い機会となりましたし、コールドコールのドキドキに耐えたり、テストの点に一喜一憂してみたりと、久々の学生気分も満喫することができました。

Fall BはStrategy、Capital Market、Analytics II、Marketingです。Marketingの事前のReading課題が99ページあるのを見ると先が思いやられますが、頑張ります。

Tuckは、リクルーティングの繁忙期が1月頃に来ることを踏まえて、秋タームに必修授業(かつリクルーティングに役立ちそうな科目)を寄せており、冬は比較的フレキシブルとなっていますので、アカデミックとリクルーティングのバランスも取りやすくなっています。リクルーティングにあまり力を入れない人は、冬に選択科目をがっつりとって勉強まみれにもなれますので、ご心配なく。

それではまた。

Yuta (Class of 2022)

2020年10月9日金曜日

Tuckを選んだ理由と入学後の振り返り

初めまして。Tuck Class of 2022のYutaです。期末試験も無事に終わったので、ブログに初投稿してみました。

受験生時代には、各学校の日本人ブログを読ませていただき、面接対策等で非常に助かったので、自分も少しでも受験生の皆さんのお役に立てればと思い、これから少しずつ更新していきたいと思います。

今回は初回ということもあり、受検時代にTuckを選んだ理由と、実際に入学してどうだったかを振り返ります。

1.米国Top10スクールであること

受験生時代は基本的に米国Top10スクールを対象に出願していました。(どの学校がTop10かということには諸説あろうかと思いますが。)理由としては、Top10スクールであれば、教授/授業の質・学生のレベル・プログラム/学校のファシリティの充実度が高いであろうと思い、どこのスクールに行っても満足いく学生生活が送れるだろうと考えたからでした。

実際に入学してみて、これらの点は見込み通り、あるいはそれ以上に満足いくものでした。TuckにはストラテジーのD'Aveni教授やGovindarajan教授、マーケティングのKeller教授(コトラーと共著でマーケティングマネジメントを出版)、ファイナンスのFrench教授(ファーマ=フレンチの3ファクターモデルのファーマじゃない方。笑)といった有名教授も多数いますが、そういった方々に限らず、どの教授の授業も今のところ非常に面白く、学びも多いと感じています。学生を指導することに高いモチベーションを持っている教授が多く、特にこのコロナ禍のバーチャル対応においても、どのようにすれば学生に刺激を与えられるかを常に考えてくれています。実際、オンラインの授業に不満がほとんどなく、登校時間もセーブできるしこのままでいいのでは・・・と思うことすらあります。

学生のレベルについては、私の場合はCFAや中小企業診断士等の資格の勉強をしていた際の学習内容とコア科目が重複していることもあり、所謂お勉強そのものだけをとれば、おそらく他の学生にも負けていない印象を持っています。他方で、Tuckは留学生比率が約4割、女性比率が約5割、GMATのレンジも580-780といった米国の学校の中では多様性の強い学校であることもあり、知識の習得としての勉強以外の分野で、とても学びが多いと感じています。特に米国人の物事を直感的に捉える力やプレゼン力・魅せ方等は自分に欠けているものでもあるため、よく観察しています。全体的に、自分の強みと弱みを良く把握していて、どうすれば自分が貢献することができるのかを理解して動いている人が多いので、色んな人の強みを吸収していくと、自身の成長にもつながるかなと感じます。

プログラムについては、最近の潮流(テックとかESGとか)といえるような分野での選択科目が少ないので心配してましたが、実際には授業の外側で特別講義や有識者の講演等が多数あり、そういった分野も学ぶことができます。また、クラブ活動としてのプロボノコンサルティングや、授業外でのリーダーシップ開発プログラム(コーチング)、FYPやGIX等の実習系のプログラムも多数あり、積極的に参加していくと、沢山の機会が与えられている学校だと思います。


2.学生同士仲良くなりやすい学校であること

派遣職員としてロンドンで7年勤務しておりましたが、職場ですし、派遣職員という立場もあり、ロンドンにて日本人以外の友人と呼べる存在はあまり数多く作ることができませんでした。留学中は同じ学生という立場で共に時間を過ごせることになるので、是非沢山の友達を作りたいと思い、Tuckはその観点でとても良い学校だと考えていました。

都市部の学校にいくと、特に米国人は学校外にも友人が多かったり、また、1人で出かけても楽しいと思うのですが、Tuckにくると、田舎であるが故に基本的には皆Tuck生との付き合いが中心になっていると思います。そうした環境を選んで来ている人ばかりなので、周囲も同級生と仲良くなりたいと考えている人が多く、自然と友人が増えていきます。

私は先に単身渡米し、後に家族を呼んだのですが、1人で過ごしている間、料理もできずに飢えている日本人がいると、何故かメキシコ人の間で知られて、会ったこともないメキシコ人から自宅に招かれたりもしました。そのお返しに私の自宅前で一緒にBBQをしたりと楽しく過ごしてます。

また、1年目の間は固定のスタディグループで各授業の課題やケースの準備をするので、頻繁に顔を合わせることになり、これも学生同士の結びつきを強めることに寄与していると思います。スタディグループも多様性のあるグループになるよう考えられており、米国人のインベストメントバンカーの勢い、プロスキーヤーのリーダーシップ、インド人データアナリストの計数感覚等、それぞれ強みがあって面白いです。

そんなこんなで、「海外経験があまりなかったり、英語もそんなに得意ではないけれど、日本人以外の友人も沢山作りたい・・・」と思っている人にもTuckはおすすめです。勝手に友達が増えていきます。(ちなみに、日本人同士も仲いいですよ。同級生は私を入れて2人しかいないので、もはや戦友です。)


3.家族との暮らしを楽しめる学校であること

最後になりましたが、自分の学校選びの最大の観点であり、Tuckに惹かれた最大の理由でもあります。私は5歳の息子・3歳の娘を連れて留学していますが、ロンドン勤務時代は激務が続き、家族を随分犠牲にしてしまったと感じていました。なので、留学中は家族と過ごす時間を大切にし、また、妻や子供たちにとっても実りの多い生活になるようにしたいと考えていました。単純に海外で暮らす経験という意味ではロンドン生活で十分に得ていたので、何か特別な経験ができればいいなと思っていました。

その点、Tuckでは海外の田舎暮らしという金融機関勤めではあまり経験できないことができ、特にこの点子供にとっては非常に良かったのではないかと思います。家族連れの多くはSachem Villageというダートマス大学院生用の区画に済むことになるので、うちの子供は色んな家を訪ねたり、逆にうちに招いたりして、他の子供たちと遊んでいます。ちょっと外にでれば友人に会える環境というのは、特にコロナ禍にて学校生活が思うようにいかない状況下では大変貴重なものです。また、自然が溢れているので、一緒に山道を散策したり、リスを探したり、どんぐりを拾ったり、広大な広場でサッカーの練習をしたりと、子供の情操教育的な観点でも非常に良いかと思います。子連れ留学生同士は仲良くなりやすいので、私も子供を通じて友達が増えて楽しいです。また、子供の歳が同じということで、秋休み期間中に教授の自宅に家族で招待いただいており、もはや子供が私の留学生活を充実させてくれています。

また、Tuckはパートナーも授業を聴講できるので、妻は冬タームに税務関連の授業を受講する予定です。テストや課題の心配をせずに、MBAの授業で学べるなんて素晴らしい・・・。また、授業だけでなく、例えば入学前の海外研修旅行(ペルーとかクロアチアとか。内容的にはマチュピチュ見学とかもはや単なる遊び。今年はキャンセルになり残念。)にもパートナーが同伴できたり、クラブ活動等にも参加可能だったり、基本的に何でもパートナーの参加が可能です。スタディグループの飲み会にも普通にみんなパートナーを連れてきたりします。今はコロナ禍で制限も多いのですが、妻と一緒に楽しめるものをどんどん探していこうと考えています。

あと、受験時代にロンドンで出会ったアドミッションの方が、私の家族の名前を覚えていてくれて、いつもメールで家族のことを気にかけてくれていたこともとても印象的でした。学校をあげて、ここまで学生の家族のことを考えてくれるところは少ないんじゃないかなぁと思っています。

受験時代に、You will find many schools which you believe are the best fit for you, but Tuck is the best school for your familyといった趣旨の言葉を誰かから聞きましたが(誰から聞いたかは忘れました。笑)、本当にその通りだと思います。多分他の学校でも私は楽しめたと思いますが、家族、特に子供にとってはTuckが最高の学校だと感じています。なので、お子様を連れて留学することを検討している方は、是非Tuckも選択肢に加えて見て頂けると嬉しいです。

他にもTuckの宣伝をしたいところですが、長文になりましたので、今回はこの辺で。

Yuta

2020年7月28日火曜日

Tuck Official Information Sessionのご案内 8/14(金)開催

8月14日(金)にAdmissions Officeが、以下のとおりOfficial Information Session with Tuck Alumni from Tokyoをオンラインにて開催します。全米最古の歴史をもち、小規模校ならではのインタラクティブなコミュニティ、チームワークを体感できるトップビジネススクールの一つ、Tuckの魅力を是非この機会にご確認ください。


日時:        2020年8月14日(金)20:30~22:00 (日本時間) ※07:30~09:00 (米国東部時間)

お申込み:       以下のリンクからお申込ください。
https://apply.tuck.dartmouth.edu/register/?id=e6b91ca1-07a4-42d7-ba13-66539b2e80a1

※定員に達した場合には締め切りにする場合がございますので、お早めにお申し込みください。


当セッション以外のイベント情報はこちらをご参照ください。
https://www.tuck.dartmouth.edu/admissions/online-events



説明会について、ご不明な点、ご質問がございましたら、Admission Officeまたは以下までご連絡ください。
tuckjapan.dartmouth(アットgmail.com)

皆様のご参加お待ちしております!

2020年6月12日金曜日

First-Year Project (FYP)は良いプログラムである

タイトルのとおりです笑。FYPは、TuckのSpring Term(3~5月)に行われる必修授業。クライアントの現実の経営課題に対してコンサルティングを行うもので、MBA1年目の言わば総仕上げ的な位置づけです。必修で同様の科目を持っている学校は意外と多くないですね(Michigan RossのMAPなど)。

私は正直、FYPにはさほど期待していませんでした。というのも、昔参加した同様のプロジェクトがパッとしなかったからです。クライアント側は、無料なんだし、良いアイデアが出ればラッキー、という感じ。参加者側も、とりあえず1つ提案を作ってみました、という程度だったからです。

ただ私は実際にFYPをやってみて、すごく良い経験になったと感じています。


(1)プロジェクトの質が高い

クライアントは売上高が兆円規模のグローバル企業。そして、今回のプロジェクトの内容が、会社にとって非常に関心の高いテーマ。片手間で、ちょっと学生に考えさせてみようか・・・という温度感ではありませんでした。実際に、20名近くの社員にインタビューをさせてもらいましたし、中間・最終プレゼンには15~20名程度の社員が出席してくれました。TuckのFYP事務局の不断の努力と過去の実績のおかげで、質の高いプロジェクトが引っ張ってこれるのだと思います。


(2)Faculty Advisorが常にプレッシャーをかけてくる

週に1度45分、Faculty Advisor(FA: 担当教授)とのミーティングがあります。私のチームのFAはManagement CommunicationのJulieでしたが、プロジェクト全体の進捗が刈り取られることは勿論、Ichiroあなたは今週何をやったの?あなたのタスクの進捗はどうなの?(他の人のスライドについて)あなたはこのスライドをどう変えるべきだと思う?などと、コールドコールが連発されるため、適度な緊張感を維持できます。そして必修科目なので、メンバーが途中でドロップアウトすることもないし、全メンバー真剣にならざるを得ないっていうのもいいですね。


(3)チームワークの学び

FYPは学生5人1組で取り組みます。そして、全ての授業の中で、チームで過ごした時間は、このFYPが一番長かったです。そんなチームワークの中で、リーダーがやる気ありすぎて他のメンバーに対してパワハラ気味になってきたぞとか、メンバーの一人が母国に帰って時差のせいで全然捕まらないとか、マイペース過ぎて全然期日通りに動いてくれないメンバーにリマインドしまくるとか、十分なコンセンサスなしにリサーチやったら全然役に立たなかったとか、膨大な情報量をくれるメンバーがいるけど膨大過ぎて全然消化しきれねーぞとか、就活と同時並行中のメンバーにはどう気を遣おうとか、色々な経験ができます。その中で、このやり方はうまく行ったな、この人のコレは真似しよう、あの人のアレは真似しないようにしようとか、気付きがあります。


(4)情報検索スキルを学べる

クライアントに応用できる先行事例を探すために、図書館(Feldberg Library)のスタッフにケースや記事の検索リソース、上手な検索ワードの使い方等、色々と教えてもらいました。またチームメンバー同士でも、有益なポータルサイトを相互に教え合い、実際にそれらを使っていく中で、情報検索スキルを学べました。プロジェクトを通じて強く感じたのが、ピッタリくる先行事例を探すという作業自体が一番大変だったこと。普段の授業では、ケースを読むことすら面倒くせーなと思ったりもしていましたが、読むべきケースを与えてもらえることって贅沢甚だしいなと反省しました。


(5)コミュニケーション

チームの中の役割分担では、Client Engagement Managerというポジションに名乗り出てみました。私は海外経験が全くない(仕事で英語に触れた時間も、8年累計で2時間くらいだと思います笑)ので、正直英語のビジネスメールの挨拶すらよくわからず、1通メール打つのにもプレッシャーを感じていました。が、FYPの中で、クライアント、教授、卒業生など50人くらいにコンタクトを取り、30人くらいに実際にインタビューし、その過程で数百通のメールを五月雨式にやり取りする中で、基礎的なビジネススキルを学び、また必要以上に気を遣わずにコミュニケーションを取る度胸は身に付けることができたと思います。私同様海外経験がない方にはこのポジションはおススメです。


(6)ハードスキル

クライアントの業界、プロジェクトに関連する知識、ロジカルシンキング、プレゼンテーションスキルは当然鍛えられます。守秘義務のため詳しくは触れられません、悪しからず。


前述のとおりFAからのプレッシャーは強く、毎日のようにインタビューもやっていたので、FYPはかなりストレスフルでしたし、FYPがなければもっと楽だったな、という風にも思っていました。実際Spring Term(3~5月)の労力の半分以上はFYPに割かれました。でも同時に充実感はずっと感じていましたし、他の科目では学べないことをFYPが補完してくれているように思いました。

もちろん他のMBAでもクラブ活動等を通じてコンサルの機会は数多くあると思いますが、オフィシャルな必修科目であるからこそ、質の高いプロジェクトに、全メンバー強い責任感を維持しながら取り組めるのだと思います。3つも4つも中途半端に取り組むより、質の高い1つに真剣に取り組む方が学びがある。なので、First-Year Project (FYP)は良いプログラムであるというのが、私の結論です。

P.S. 最近はNew Hampshireでも多くの人がマスク付けています!

2020年4月1日水曜日

コロナウイルスの影響下でのTuck生活


Why Tuckについてもう1つ書こうと思っていましたが、現状報告の方が優先度が高いので、少々書きたいと思います。


コロナウイルスの影響概要

現時点で全米のコロナウイルス(COVID-19)感染者数は約20万人。Tuckの所在するNew Hampshire州は367(人口136万人)、すぐ隣のVermont州は293(63万人)です。


全米的な集会禁止等のルールに加え、NH州は3/285/4の期間でStay-at-home Order、いわゆる外出禁止令が発動されています。不要不急の外出を禁止するものであり、日用品の買い物、ランニング、ペットの散歩等はソーシャルディスタンスを確保している限り、問題ありません。ジムからのシフトなのか、ランニングしている人はむしろ増えている印象です。

レストランは軒並みクローズかテイクアウト専用となっています。スーパーは人が若干少なめで、レジ前にはレジ待ちの客の距離を確保する目安のテープが貼られています。食品は缶詰などの保存食も含めほぼ問題なく入手できます。トイレットペーパー等は品薄ですが、少し探せば見つかる程度にはあります。スーパーへのマイバッグの持ち込みが禁止されましたが、マスクをしている人は10%以下です。

あとドミノピザの車は本当によく見かけるようになりました。Amazonはじめ宅配等にも特段支障はありません。

Sachem Filedsまでのサイクリング(約1分)


Tuckの対応について

対応は早かったですね。2/28時点で3月中旬のすべてのTuckGOを中止するという通知があり、3/2に説明会が行われました。この時点では、コロナウイルスはほぼアジアに限定されており、米国にとって対岸の火事であったのみならず、欧州の流行すら起こっていません。私が行く予定だった南アフリカについては感染者数ゼロでした。学生からは不満も聞こえましたが、後手後手でない、適切なリスクマネジメントだなと感じました(結果論ではなく)。

3/11には、春学期(3/23~)の最初の2週間のオンライン化が通知され、3/17には春学期全体のオンライン化が決定しました。また、全ての学生イベント、クラブ活動による集会等も禁止されました。これに伴い、半数前後の学生が、母国や故郷から授業を受けることを選択しています。


Tuckでの経験について

授業は全てZoomというビデオ会議システムで行われており、Tuckではリアルタイム受講が原則です(録画視聴不可。他校は可のところもあります)。通常の授業を100%とすると、90%100%の範囲のクオリティが保たれています。以下詳細。

  • 音声や画質に問題なく、ビデオだから授業が聞き取りにくいということは一切ない。またほぼ予定どおりカリキュラムが進捗している。
  • 学生はシステム上のボタンで挙手し、教授に当ててもらう。コールドコールも健在。発言中に人に見られない分、プレッシャーは少ない。挙手するレベルじゃない質問や回答は、チャットボックスでこなされ、その点普段の授業より効率がいい。
  • 「周りの学生と5分話してみて」という時は、Breakout Roomという機能が使われる(学生が数名ずつのグループにランダムにアサインされる)。メリットとして、①毎回メンバーが違う、②システムに制御されているため制限時間内に必ず終わる、ということがある。
  • クラスメートの名前がずっと表示されるのが本当にありがたい。本当に。本当にありがたい。
  • 授業中にご飯を食べることに抵抗があった純ドメ日本人でも、気にせずご飯が食べられて、少しアメリカ人になった気持ちになれる。


First Year Project(コンサルプロジェクト)も、顧客対応はおろか、チームミーティングも全てオンラインです。これは正直やりにくいです。「顔を合わせて話せば楽なのにな」と思う部分がある一方で、今後テレワークや、オンラインでの内部・顧客とのコミュニケーションが間違いなく進展する中で、良い練習になっているようにも感じます。

お互い何をしているか目に見えないからこそ、情報共有や、思い込みで動かずコミュニケーションをとることの大切さに気付きます。また、顔を合わせてやっていたことを、そのままオンラインでやろうとすると、ただただ非効率になるので、従来の発想にとらわれない工夫を考えよう、という意識を常に持つようになります。

最後に、クラブなどの集会は全て禁止されましたが、Zoom上では色々なイベントが企画されています。たとえば毎週木曜日夕方の飲み会、Tuck Tailも健在で、今週はJewish Clubホストします。

我々T21の場合は、対面で過ごした秋学期、冬学期があるからこそ、オンライン化を乗り越えられている面は否めません。したがって、今夏もしくは来夏の進学を考えている方の経験は、また違ったものになるのかもしれません。とはいえ、コロナウイルス下でのTuckやMBA生活がどのようなものなのか、少しでも参考になった部分があれば幸いです。

2020年3月25日水曜日

Why Tuck? 続編

在校生として感じる、ギャップで見たWhy Tuck?について続きを書きたいと思います。


授業と教育が意外としっかりしている

正直、私は授業についてはほぼリサーチをしていなかったですし、多くの受験生の方もイメージはないと思いますが、満足度は高いです。これまで受けた授業の中でも、以前書いたTaxes and Business Strategies (Robinson教授)は本当に学びの多い授業でした。Global Economics for Managers (Bernard教授)は、現実社会を、経済理論と直観を見事に駆使して理解する素晴らしい授業でした。学んでいるテーマはベーシックであるにもかかわらず、その深堀り方や多面的なとらえ方がエグいので、過去に経済学を勉強した人にとっても新たな発見の多い授業です。

Stocken教授のFinancial AccountingとCheng教授のCapital Marketsは、授業が超わかりやすく面白く、特に金融・会計のバックグラウンドがない方にとって価値があると思います(バックグラウンド次第ではWaiveも選択肢です)。

それから、Winter Termで取り組んだIndependent Studyでは、Eckbo教授に指導教員になっていただき、面白くて優しいおじさんだな~くらいに思っていたのですが、ファイナンス界では相当な権威のようです。他にも○○○の50人とかみたいのに選ばれている教授はゴロゴロいます。

勿論、すべての教授と授業に大満足ということはありません。たとえば、新任の教授の授業は、何年も教えている教授と比べると見劣る部分があるのは否めないと思います。それでも、どの教授も学生からのフィードバックには真摯に応えて授業に活かしてくれます。「Tuckという小さいムラでは、評判がものすごく大事」ということが、教授にとって健全なプレッシャーになっているんだと思います。

もしTuckは全体的には良いけどアカデミック面でどうなの?と考えている方がいるとすれば、そのイメージは捨ててもらって大丈夫です。


意外と便利

私が知る限り車で10分程度の範囲内に、スーパーはCOOP3店、プライスチョッパー2店、ハナフォード、Shaw'sがあります。同圏内に大型店のWalmartとKmartもありますし、納豆や油揚げも買えるYipings Asian Market、Stern’sという安くて美味しい八百屋さんもあります。

Dartmouth Coachに乗れば、ボストン市内・空港まで3時間、New YorkのGrand Centralまで5時間です。ボストン行きも十分なクオリティですが、New York行きは椅子がもっと良いので5時間有意義に過ごすことができます。両方ともWifiとトイレ付きです。

それからMaine州のポートランドまでは車で3時間程度であり、渋滞皆無なので気分の良いドライブができます。そしてポートランドでは、なんと塩水ウニやタラの白子、あん肝が買えます。というかここはアメリカ随一の海鮮の街で、牡蠣やロブスターも楽しめます。リッチな方々は、ポートランドにサマーシーズン用の家を持っていて、冬季のフロリダの家と使い分けているそうです。だから、夏は人口が倍になるとのこと(「観光」ではなく「移住」でです)。

当然、ニューヨークやロサンゼルスほどの便利さではありませんが、代わりに自然・治安・物価・渋滞フリーといった環境メリットを享受できます。


↑ ポートランドの和食レストランで食べたあん肝



↑ 生ガキ



↑ 買って帰った塩水ウニ


2020年3月19日木曜日

Why Tuck?

Tuckでは3月のSpring Breakの間にFYP GOやGIXなどの海外プロジェクトが行われるのですが、今年はコロナウイルスの影響で中止になりました。残念ですが、仕方がないですね。また、春学期の授業は全てZoomを使ったオンラインで行われるようです。これはTuckだけではなく、私が知る限りほぼすべてのMBAが同様の対応を取っています。


受験生の皆様においては、Tuck含め各校の2ndの結果が出ているところかと思います。中でもこの時期悩ませるのがWaitlistedの扱い。どれくらいのオッズの賭けなのかもわからないのがストレスフルなところだと思います。

私の場合は全8校出願し、3校がWaitlistedでした。で、私の場合は、Tuckの志望度が高かったため、Waitlisted校には全くアクションを起こさずに辞退をしました。が、もしTuckの志望度が高いのにWaitlistedになってしまったという方がいれば、是非もうひと踏ん張りアクションを取ってほしいと思います。

理由としては、

①Waitlistedは、そもそもアドミッションからのポジティブなサインであること
②Tuckのようなスモールスクールでは、国籍や職歴の調整の可能性が高いこと=同カテゴリの合格者が他校に流れて辞退すれば、空席ができる可能性がある
③その空席をめぐっては、多くのwaitlistedの受験生が積極的な行動をとらないこと=少しの労力で、他のWaitlistedの受験生と差別化できるのでコスパが良い


さて、今日はWhy Tuckについて書きたいと思います。コミュニティ、ゼネラルマネジメント、リーダーシップ教育への注力等については既にご存じだと思うので、私が個人的に感じたギャップ、つまり入学後に気づいた良さを書きたいと思います。

また、エッセーの時期でもないので、高尚な建前よりも本音ベースで、具体的なメリットに焦点を当てたいと思います。


同級生が300人未満というスモールスクールならではの機会

入学前は想像してもいませんでしたが、著名な方と少人数で話す機会がふんだんにあります。私は、ゲストとしてTuckに来たCXO、教授、政治家等とのランチに数回応募しましたが、希望は全て叶い、学生数5名~10名という環境で聞きたいことを色々と聞くことができました。特にT’96でLIXILの瀬戸CEOが来校した際は、瀬戸CEOとLIXILの方1名、学生4名、教授1名という超少人数で話す機会がありました。

もう少し補足をすると、過去の記事にもある通り、Tuckはその辺鄙な土地柄、ゲストは泊りがけで来校します。ゆえに授業で90分間講演してトンボ返りということはなく、授業+ランチセッション+ディナーセッションと様々な機会がセットされます。この超少人数でのゲストとのinteractionはTuckならではのメリットです。

また、より大規模な講演等もありますが、大規模と言っても参加者は~150人程度です。なので、質問したくて挙手をすればほぼ確実に自分の番は回ってきますし、講演終了後に個人的に話したければ1人や2人待てば簡単に話せます。

長くなったので、他のメリットは次回にします。