この度、日本人向けサイトのリニューアルを行いました!!
以下のリンク先にございますので、そちらもご欄になっていただけますと幸いです。
Tuck School of Business at Dartmouth – 日本人在校生によるTUCK MBAの紹介サイト(非公式)
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観光ブログの合間ですが、マジメな記事を1つはさみたいと思います。タイトルのとおり、ケース(ハーバード等のケーススタディーを予習して、教授が生徒の発言を引き出しながら、見事に議論をリードしていく授業)と非ケースのどちらが良いかという話題です。おそらく、ケースのほうがthe MBAっていう感じで受験生をひきつける魅力はあるのかなとは思います。
Tuckに関してはコア科目ではケースは半々の印象。半々といっても授業毎に程度のバラつきがあり、たとえばストラテジーのクラスはほぼケースですし、Capital
Marketsという授業はほぼレクチャーです。選択科目でも同じことがいえ、ケースばかりの授業もあれば、ケースを意識的に全く採用していない授業(Advanced
corporate governance and finance, The
Arrhythmia of Finance等)もあります。
そして結論は、人によると思います。が、私の個人的な意見をご参考までに述べたいと思います。
●使える記憶として残るか残らないか
たとえ素晴らしいことを学んだとしても、使えなければ意味がありません。この点では、ケースが一枚上でしょう。2年間で合計・・・いくつのケースを学んだか定かではありませんが(100~200くらいかな?)、ケースは1つ1つ物語として記憶されているので、タイトルを聞けば、そのケースのキーテイクアウェイ(+時々苦しい思い出のオマケ付き)は記憶としてよみがえってきます。なので、今後のキャリアにおいて何か困難に直面したとき、少し思案すれば、「あ、あのケースなんか関連があったな。ちょっと振り返ってみようか」と思えるような気がします(実際に、自分がそんな行動をするのかは卒業していないのでわかりませんが)。
非ケースの場合は、衝撃があった学びや、繰り返し学んだ概念は記憶に残りますが、「なるほどねー」程度の1回だけ学んだことは、記憶から抜け落ちるリスクがあると思われます。最近、過去の教材整理をしながら、「あぁ確かにこんなこと習ったっけね」と思い出した時に、記憶のかなたに飛んで行ったものがあることを認識しました。
●ケースは情報が不完全なのが良い
ケースで与えられる情報は不完全です。ミクロ経済やマクロ経済、ファイナンスの授業のケースでも、答えを出すのに理論上必要なデータが全て与えられることは稀です。なので、仕方がないので、それに近しい数字を何とか拾ったり、エイヤで数字を仮置きしたりします。几帳面(?)な性格の私としては、かなり気持ち悪さを感じるのですが、当然リアルビジネスは情報が不完全なわけです。
で、そのような不完全な情報の中で、自分の仮置きがいかに正しいかとか、Sensitivity analysisとかを披露したりして、人を説得すると、そういうことを学べます。必要な情報が全て与えられてしまったら、答えがあっているか、間違っているかになっちゃいますよね。
●ケースのデメリットはコジツケ感
多くの人が認めるケースの最大の欠点だと思います。つまり、ケースは1つのストーリーでしかないし、単純化されすぎているということです。そのまま適用できることがマレなことは勿論、そのストーリーからの学び自体が本当に正しいのか(例:勝手に後付け解釈をしているだけではないか)も注意が必要です。
ケースは帰納法的ともいえるかもしれません。Aという1つの企業に焦点を当てて、様々なAの特徴を導き出して(BtoCだ、Conservativeな業界だ、競合は多い、レバレッジが高いなど)、その特徴を結び付けて、応用可能な法則を見出そうとするものです。でもそのやり方はやはり後付け解釈的な限界があります(雑な例ですが、BtoCの企業はレバレッジを高くすれば成功する的な)。それなら、非ケースの演繹法的なアプローチの方が、効率的に信頼できる法則を学ぶことができるんじゃないかと。この点は、前述のThe Arrhythmia of Finance(人間の認識や判断の落とし穴を学ぶ授業)やMSQM(いわゆるSTEM)の授業を取り始めてから、より強く感じるようになりました。
ケースか非ケースかと関係ないこともあります。たとえば「ディスカッションを通じて、様々なバックグラウンドのクラスメートの経験を学べるのがケースのメリット」という風な言い方を耳にすることがあります。しかし、それはレクチャー形式の授業でもTuckでは(たぶん他校でもそうです)起こることです。
たとえば選択科目のTax and business strategiesは7割レクチャー・3割ケースの授業ですが、レクチャーで税金スキームの解説を教授が進める中で、生徒が挙手して「そのスキームなら、前の金融機関にいた時に結構活用したよ。相手が税金理解してなかったから、こっちで黙って結構儲けさせてもらっちゃったわ(笑)」みたいな話があったり、Tech企業への課税というテーマの中で、会計監査人として関与したエピソードが披露されたり。他の学生からの学びは、この授業が一番大きかったように私は感じました。
なので、これはケースかレクチャーかの違いではなく、教授がinteractiveな議論が好きか、コールドコールも含めて幅広い意見を取り入れようとしているか、生徒が積極的に発言したがるか、の問題ではないかと思います。
結論として、私はケースで学ぶべきものはケースで学ぶのがいいし、非ケースで学ぶのが効率的なものも多くあると思います。Tuckの使い分けはその点、非常に合理的といえると思います。
以上です。以下は余談です。
・ケースを学ぶと、アメリカの会社を知れるのが面白い。うちの食洗器Whirlpool製じゃん!とか。コーヒーメーカーはBlack & Deckerじゃんとか、Southwest航空ってこんな感じなんだ・・・とか。
・ケースの登場人物の名前が苦手ですね。5人くらい出てくると、もう誰が誰かわからない。しかも一人の人物が違う呼び方で出てくることも多々あるので(チョッパー、トニー、トナカイ、ドクターみたいな感じで)、もうわけがわからない。人物相関図を最初に書いてほしい。
・その代わり、ケースの最初の「ビルはお気に入りのマフラーを首に、いつも通りの散歩コースを、雪を一歩一歩踏みしめながら歩いた。そして・・・」みたいな部分はいらない。
・20ページのケースか・・・と絶望した時に、Exhibitが12ページくらいあるとめっちゃテンションが上がる。
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Sachemの裏山を流れる川 |
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春のBoston Lot |
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冬のboston Lot |
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頂上にあるタワー。結構怖い |
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見渡す限りの緑(再)! |
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かなり初期の紅葉 |
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Billings Farm |
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Mount Tomの山頂から見るのどかな風景 |
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ジブリの世界みたい |
見渡す限りの緑(三度)! |
今回は、完全に観光情報、特にアウトドア情報です。
White MountainはNH州が誇るアウトドア天国です。地図に見えるLincoln, Conway, Mt. Washington, そしてLittletonまで広範にわたって遊びどころが満載です。
White Mountainの玄関口であるLincolnでは、冬のIce Castleが有名です。Lincoln付近には100ドルもしないモーテルがたくさんあります。レストランはWoodstock
Inn Breweryがおすすめです。10分程北に向かうとThe Basin(無料)、Flume Gorge(州立公園)といった水がキレイ系の観光スポット、西に10分のところにはLost River Gorge(州立公園)という洞窟群があって家族連れでにぎわっています。行ったことがありませんが、Loon
Mountain Resortというでっかいスキーリゾートも目に入ります。
Flume Gorge |
Ice Castle |
LincolnからConwayに向かう東西の道路が、THE KANCAMAGUS HIGHWAYで、特に紅葉ドライブの名所として知られています。Highway入ってすぐのLincoln Woodsで5ドルの駐車券を買えば(Honor systemですが)、Highwayの中に10以上あるフォトスポットを楽しめます。フォトスポットの中には、短いハイキングロードもありまして、片道10分程度のSabbaday Fallsという滝を見に行ったり、Champney Fallsは片道30分くらいだったり、Rocky Gorgeの川もキレイで、アメリカ人は皆、川の中で泳いでます。ほぼすべてのスポットにトイレが併設されているのも、トイレが近い派としては有難い限りです(冬季はLincoln Woodsのトイレだけ空いています)。私は、夏、秋、冬と3回このHighwayを通りましたが、どの季節も違った表情を楽しめます。また、私は使っていませんが、Highway沿いにはキャンプグラウンドも多数あります。
Kancamagus Highway |
ConwayにはConwayScenic Railroadという観光列車があり、1時間の簡易なものから、5時間かけてWhite Mountainを周遊する壮大なものまであります。私は未経験ですが、春になったらこの5時間のに乗ってみたいなと思っています。North ConwayにはAttitash Mountain Resortというリゾートエリアがあり、宿泊にはここがおススメです。夏はハイキングやプール、冬は巨大なスキーリゾートなのですが、宿泊施設のコスパが抜群です。やたら広いジャグジー付きの部屋が100ドル前後で宿泊できることが多いので、White Mountainに行くときは、私はいつもこのホテルの値段から調べています。このエリアではRed Foxというレストランが大変おススメで、お店のグラスまで4つも買っちゃいました。
Conwayから北に30分程度ドライブすると、米国北東部最高峰のMount Washingtonです。登るには、①Auto Roadを運転、②Cog Railwayという登山鉄道、③ハイキング(片道約4時間)という3つの方法があります。私は①と②で登ったことがあり、山頂付近でハイキングしてきたTuckの同級生に偶然会ったりもしましたので、来春は私も頑張って登ろうと思っています。オートロードや登山鉄道からの景色は、言うまでもなくとてもキレイです。 Mt. Washingtonのふもとには、ブレトンウッズ協定の交渉が行われたOmni ResortMount Washingtonがあります。安くても1泊250ドル程度、週末はもう少し高かったりします。が、ホテルの作りは拡張高く、ブレトンウッズ協定の史跡も見れたりします。そして、レストランではMt. Washingtonを眺めながらディナーを楽しめます。ホテルがゴルフ場やスキーリゾートも所有していますので、どの季節に宿泊しても、ゴージャスなリゾートを堪能できます。是非、一度はお試しください。また、このMount Washingtonのあたりは歴代大統領の名前を関した高山が多く、名ハイキングロードが集積していますので、体力に自信のある方は1日がかりのハイキングを楽しめます。自信のない方も、例えばMount Willardは片道1時間弱の登山ですが、絶景を楽しめます。さらに、秋はここら辺をドライブするだけで紅葉がめちゃめちゃキレイですし、冬はMuddy Paw Sled Dog Kennelという犬ぞりスポットもあり、私は近々行ってくる予定です。
Omni Resortのレストランから見るMt. Washington |
Mt. Washingtonの山頂から |
Mt. Willard山頂からの景色 |
冬のEcho lakeと右に見えるのがCannonスキーリゾートの一部 |
Artist's Bluff Loopから見る夏のEcho lake |
以上でようやくWhite Mountainを一周できました。私が初めてWhite Mountain Areaを訪れたのは入学から半年後の2月のIce Castleでした。そして去年の10月に紅葉を見た際に、何故1年生の秋に訪れなかったのかと、ひどく後悔しました。皆様が入学されましたら、Fall A&Bは恐ろしく忙しいとは思いますが、10月のFall Breakは紅葉のピークですので、是非ともWhite Mountainでリフレッシュされることをお勧めします。
さて・・・ということで、あまりにWhite Mountainだけであまりに長くなってしまったので、一旦やめます。地図で赤丸で囲ったエリアについては、随時書いていきたいとは思っていますので、気長にお待ちください。
いよいよ2nd Roundの面接シーズンになりましたね。出願頂いた方は、大変な時期と思いますが、もう一踏ん張り。お体にはお気をつけて、是非頑張ってください!
さて、10月頃から続いた長い就活もようやく一段落したので、Tuckにおける就活サポートについて、ご紹介したいと思います。
まず、Tuck生の進路ですが、コンサルが3~4割、金融系が3割、テックが2割、残りはその他色々といった、ビジネススクールにおいては割と典型的なものとなっております。私自身も、コンサルティング業界でのインターンの機会の獲得を目指して頑張ってきました。
(1)キャリアセンター
ビジネススクールの就活においては、各スクールでキャリアセンターが様々な面で支援をしてくれます。Tuckにおいても、各種情報提供、レジュメの作成サポート、面接の練習、イベント/セミナーの開催等々、沢山のサポートを得られます。また、キャリアセンターの職員も、元マッキンゼーといった人達ばかりですので、かなり実践的なアドバイスがもらえます。私の場合は、10月~12月にかけて、5回ほど1対1での模擬ケース面接を実施してもらいました。1人1人に手厚いサポートを提供できることは、スモールスクールたるTuckの強みです。
(2)キャリア系のクラブ
コンサルティングクラブ、ファイナンスクラブ、テッククラブ、ゼネラルマネジメントクラブ等、希望する進路を同じくする生徒達で形成されたクラブが多数あります。
既にその業界のトップ企業からオファーをもらっている2年生を中心に、企業とのネットワーキングイベントの開催、学生同士の交流イベントの開催、面接対策等々を行っています。
私が所属していたコンサルティングクラブにおいては、1年生4人に対して2年生1人のメンターがつき、ケース面接について丁寧なレクチャーを行ってもらえた他、その後はメンターであるかどうかは関係なく、2年生との1対1での模擬ケース面接を実施してもらえます。私は5~10回程、練習に付き合ってもらいましたが、多い人はその倍以上2年生と練習していると思います。
また、1年生同士での練習の機会も、クラブ内でのマッチングにより実施され、合計50回くらいケース面接をやっている人もいました。(キャリアセンターや2年生との練習も合わせて、平均すると大体皆さん30回くらいはやってるのではないでしょうか・・・)
その他のキャリア系クラブも大体似たような活動をしています。
(3)アルムナイネットワーク
特にアメリカで就活をする場合、ネットワーキングに相当な時間を費やすことになります。多い日は一日15回もコーヒーチャットをしているような猛者もいました。カバーレターに、「御社の○○さんと話して・・・」みたいなことを書いて志望度の高さを示したりするようです。この場合、自分が進みたい企業にアルムナイがいるととってもスムーズにいくのですが、Tuckの場合、トップスクールの一つでもあり、みんなが目指す有名企業には大抵アルムナイがいる他、みんなTuckが好きなので、Linkedin等でいきなり連絡をしても、レスポンスがいい人が多いと聞きました。(私自身は東京オフィス向けで就活をしているので、クラスメイトから聞いた話となりますが・・・)
これはTuckに限らずですが、MBA取得者はPay it forwardの精神を大切にしている人が多いように感じられ、頼れるアルムナイネットワークがあることは、大変心強いことかと思います。
(4)冬学期のスケジュール
Tuckは秋学期を2つに分け、相当詰め込みで勉強する代わりに、冬はコア科目が2科目しかなく、選択科目を取らずに就活に全力を注ぐことも可能なスケジュールになっています。また、多くの選択科目も含めて、月曜と火曜に時間割が寄せられているため、水曜から毎週五連休とすることもでき、NYや西海岸にも飛び回れるようになっています。(尤も、今は大抵Zoom面接ですが。)
これは就活の支援を重視しているとともに、就活を理由にアカデミック面を妥協することを良しとしないというスクールの方針の顕れだと個人的には思っています。中途半端に両方やるぐらいなら、秋は勉強、冬は就活、春からまた勉強とメリハリの利いたスケジュールで留学生活を送れというメッセージなのだろうと・・・
そんなこんなで、本当に大変な就職活動ですが、学校一丸となって乗りきっていこうという雰囲気があるので、楽しんでやれたと思っています。入学早々から活動が始まり、ウンザリしますが、これもMBA生活の醍醐味かもしれません。