2012年12月5日水曜日

Trail Running


Hanoverは本格的な冬の訪れを感じる今日この頃です。毎朝霜が降り、辺り一面がきらきら光って非常に綺麗な景色を毎日楽しめています。そろそろ降雪が近いという噂もあり、近所の皆はスノータイヤへの交換にいくやらスキーグッズの買出しにいくやらと町全体が冬支度に入った感じがします。

そんな中、久しぶりに快晴となった週末に、ダートマスのホストファミリーから一緒にトレイル(山道)ハイキングにいこうとの誘いがあり、やや寒かったですが冬前のラストチャンスかなと考えて行ってきました。

学校周辺は森がたくさんあるので、きっと良いハイキングコースはあるだろうと踏んでいましたが、予想通りいい道がたくさんありました。

まずは自宅から徒歩20分圏内にあるトレイル。聞くところによると、そこは昔コネチカット川の川底にあり、かつ数千年前は氷河で覆い隠されていたとか。トレイル沿いのごつごつとした岩は氷河が地殻変動などで動くタイミングで地面から引き上げられたものらしく、その姿がそのまんま残っていました。岩や木には苔が繁々と生え、本当に家の近所かと疑うほどの自然がそこにありました。川にはダートマスの教授が寄付したつり橋がかかっていたり、トレイルコース沿いには希少植物の培養をしているスポットが幾つもあり、町全体で自然を大切にしようとしている様子が見て取れました。

もう一つコネチカット川へ伸びるトレイルも発見。こちらは比較的整備がされており、日本では考えられないくらい素晴らしい景色の中、ランニングを楽しむことができるスポットです。川の表面は既に氷が張りだすくらいの気温でしたが、あまりの感動に翌日も再度妻とジョギングで訪れてしまいました。紅葉の時期に来たらどんなに素晴らしかっただろうと思います。地元の人なら誰でも行くのかと思いきや割と知らない人も多いようです。



その他、ハノーバーはジョージア州とメイン州を繋ぐAppalachian Trailという本格的なトレッキングルートの中継地でもあることも判明。アメリカ人の中にはAppalachian Trailを数ヶ月かけて歩く人もいるようで、町にはトレッキンググッズの店が多かったり、たまに本格的なトレッカーを町で見掛けるのはそのためだったかと初めて分かりました。http://en.wikipedia.org/wiki/Appalachian_Trail 

もう冬に入るとしばらくは厳しいかもしれませんが、帰国前までにできればトレックランニングやキャンプなどもたくさん楽しんでおきたいなと思います。

R.N (T'14)