2019年9月7日土曜日

なぜスタディグループで勉強するのか


Tuckでは、入学と同時に1チーム6人のスタディグループに所属します。

授業で宿題を課されたら、第一に個人で答えを考えます。第二に、スタディグループに自分の答えを持ち込んで議論します。そして第三に、授業の中でディスカッションを進めます。授業によってはAfter class assignmentが課されるので、1つの授業のために3~4回も勉強することになります。

私は日本では、個人で授業の予習をすることもなく、スタディグループなど存在せず、授業中はしっかり寝て体力を回復し、「復習?何それ美味しいの?」という大学生活(勉強0回/授業)でしたので、反省とともに、そりゃビジネススクールで勉強したら身に成るものがあるんだろうなと思うわけです。

ある教授が「スタディグループは、授業に臨む前に、自分の発言や考えをテストする場だと考えてくれ」と言っておりました。なるほどと思いました。確かにグループスタディに参加すると、他のメンバーの意見を聞いて自分では考えつかなかった視点を得ることが多々あります。また自分の考えをぶつけたら、それがグループ内で色々と議論されて、正しいと確信が持てたり、間違いに気づいたり、より正解に近づいたりできます。そして授業中に発言する自信につながるし、ジャンクな発言をしてクラスメートの貴重な時間を失わせるリスクも減ります。スタディグループは良くできた仕組みだなと感心します。

ちなみに私は純ドメで、現在の英語偏差値は20未満なので、スタディグループの中では相当もがき苦しんでいます(他の5人は英語ネイティブ)。それでもメンバーは私が英語に苦労していることを理解し、ゆっくり話してくれるし、発言の機会を振ってくれることもあるし、私が何らかの専門性を見せている時はそれを熱心に傾聴しフェアに評価してくれているように感じます。

メンバーの好意に報いるためにも、もっと英語を頑張らねばとつくづく思う週末でした。

治安に全く不安がないので、夜遅くまででも安心してグループスタディに打ち込めます(写真はDartmouth Library)