TuckのMBA Program OfficeにはSally Jaegerという女性がいます。MBA
Program Officeは文字通り必修科目や選択科目を中心としたBusiness SchoolのAcademic
Programを取り纏めている部署ですが、Sallyは彼女が常に言葉にしている通り、Academic Programのみならず、僕達のBusiness School Lifeを充実させるために日々骨を砕いてくれています。謂わば、なんでも相談に乗ってくれるお姉さん(お母さん?)的な存在です。
Tuckに来てまだ1ヶ月しか経っていませんが、Sallyには既に何度もお世話になっています。その中の一つを今回は書きたいと思います。Fall
Aが始まってすぐに息子が風邪を引いてしまったのですが、僕は授業の予習・復習やStudy Groupとの打合せ、大学主催の懇親会、クラブの説明会等に忙殺されていて、その合間を縫って、息子を救急に連れて行くのが精一杯でした。どこの病院もそうだと思いますが、救急はよほどの緊急事態ではない限り、研修医がちょっと診察して適当に薬を処方してくれるだけで、息子は喘息持ちということもあってか、1週間経っても全然よくならず、40度近い熱がずっと続いてました。妻と相談して、救急ではなく専門の小児科医に診察してもらわないといけないという結論に至り、近所の病院に連絡してみるものの、どの病院にも事前に医師と面談をして息子を登録してからでないと診察できないと言われ、いつ面談できるのかを聞くと1週間後と言われる始末で全くどうにもならない状態でした。そんな中、息子が苦しそうに泣き続けている姿を見た妻が僕に電話をくれたのですが、僕は授業中で電話を取ることができず、途方にくれた妻が電話をしたのが、Sallyでした。Sallyは動揺している妻を落ち着かせて事情を聞いた上で、Dartmouth大学の大学病院に電話をして、医師との事前面談無しで診察をしてくれるように頼んでくれました。彼女のお陰で息子はその日に専門の小児科医に診察してもらう事ができて、風邪もすぐに治りました。後日、妻に聞いてさらに驚いたのは、Sallyは妻が電話した時に彼女自身の名前を言っただけで、僕の奥さんだよね?どうしたの?と聞き返してくれたそうです。
Tuckは280人という少人数の学校である事もあって、学生とその家族のみならず、教授、学校関係者含めて親密な関係を築くことができます。近くのスーパーで会うと、教授ともFirst
Nameで呼び合うような関係です。このようなClose-knitなCommunityで2年間過ごせることは本当に幸せなことだと思います!
Y.T(T'14)
Y.T(T'14)